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今回のいい寺は・・・
イタリア・フィレンツェの《額縁職人》です。


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信仰の対象には十字架だけでなく、絵画もありますね



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ミケランジェロ広場から見た《ベッキオ橋》です。
昔は街中に職人がたくさんいました。
メディチ家のおかげで、フィレンツェの文化や芸術が花開きました
それにあわせて職人が育っていったのです。


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信仰の対象としてのモノが作られていく・・・

信仰があって、芸術が生まれて、文化が育ち、
そして職人が腕を磨いていきますね


b662de36.jpg

十字架やキリストの生涯を描いたもの、ステンドグラスや
フレスコ画など・・・

宗教を教える手段としての《道具》が生まれて、そこから
繊細で緻密なものへと変わっていきます。



68b96c6b.jpg

中心となるキリスト(十字架であったり、マリア様であったり)は
変わらないけれど、そのまわりを飾るものが豪華になれば
なるほどそれ自体(絵画など)が素晴らしいものに見えてくる
のではないでしょうか。

信仰の対象となるものが素晴らしいものになればなるほど、
必要とされる職人がいます


695e2dd1.jpg

f15eb5b7.jpg

フィレンツェの職人街を歩くと、日本ではあまり見かけない
ような珍しい工房がたくさんありました。



0c881559.jpg

その中のひとつである額縁工房では、かなりの部分に機械を
使っていて、単純な形の額縁を量産しているところもあれば、
全て手作りでこつこつと作業している工房もあります。
また、古い額縁の修復をしている工房もありました


9ab01cf4.jpg

額縁は、本来縁飾りにしかすぎないはずで、ひとつひとつの
工房もあまり大きくはありません。
しかし、工房の数が多いことからも、イタリアでは重要な役目を
果たしてきたことがうかがえます


1261e499.jpg

美術館を訪れたときは、中の絵にすっかり気を取られていて
額縁までじっくりと眺める余裕はありませんでした。
改めて額縁だけを見ていると、その多様性や見事さに圧倒
されてしまいました

大広間などに飾られているような絵画に使われている額縁は、
豪華絢爛で中の絵と一体になって辺りを燃え立たせている
ようです。

時代が経つにつれて、額縁は控えめなものに変わっていきます。
それがまた、周囲から絵を引き立たせていました。


88607006.jpg

イタリアに限らずヨーロッパの建物の中では、家庭でもオフィスでも
絵を飾ることは極めて日常的ですね。
そして画廊や展覧会で絵を購入したら、市販品ではなく、
新しい額縁をオーダーすることも多いそうです。

それに比べて日本の家庭でも職場でも掛けてある絵の数は
はるかに少ないように思います
西洋絵画や日本画の画廊が賑わっていたり、額縁や表具師の店
訪ねたりするということもありませんね


fcbb16c7.jpg

フィレンツェでも額縁製作という職人仕事を理解してくれる人が
だんだん少なくなっています。
額縁は絵を保護し、それでいて決して違和感を与えることの
ないものですね。

なにより大切なのは、中の絵の価値を損なわないだけの十分な
芸術性を持っていることですね。
ルネッサンス美術の名脇役をしっかりと果たしてきたのです。


9ef73484.jpg

信仰と芸術が伝統として息づいている街・・・
ヨーロッパには、そのような街がたくさんありますね。

そして、宗教が文化を育み、職人を育てていのでしょう。
日本も以前には、各地にそのような町や村があったと思います。
私たちも宗教や文化を大切にしていきたいですね



次はイタリアの《グッチ家》についてです♪




※日本にも寺を中心にした職人街があります。
  いい寺【東別院界隈②】はコチラ↓
  e-tera.net/Entry/32/


  いい寺【東別院界隈①】はコチラ↓
  e-tera.net/Entry/31/

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Comment
>yamatoサン♪
出雲大社はいつか行ってみたいと思っている場所のひとつです!!
石見銀山も一緒にね(^o^)v
神無月に神が一斉にあつまる出雲の国にいつか行けたらいいです♪
チエ URL 2008/05/24(Sat)23:50:43 編集
>yamatoサン♪
四天王寺を訪れた時、軽トラで土を運ぶ職人さんがいました。

ここには、百済より渡来して四天王寺と法隆寺を建立した宮大工の集団・金剛組がありますね。

四天王寺が幾度かの焼失の難を乗り越えて現在に伝わるのも
金剛組のお陰かもしれませんね。

世界最古の企業でしたが、最近倒産して職人は新・金剛組に移り
宮大工の原点に戻って技術は受け継がれているそうです。

yamatoサンさすがお詳しいですね~~♪♪
昔から「せめて一生に一度でも」と言われる《お伊勢参り》。
伊勢神宮はいつの時代も日本人の憧れスポットだったようです。
東京のミッドタウンや新丸ビルどころの騒ぎではありませんね(笑)
村や職場の仲間で「伊勢講」という、伊勢参りに行くための積み立て貯金までしていた時代が長らくあったそうですよ(*^o^*)

20年ごとに建て替えられて《常に新しい》ですね!
この古くて新しいというところが、伊勢神宮に永遠の命をもたらしているのかもしれませんね☆☆

ちなみにてこねずしと伊勢うどん…大好きです(≧∀≦)


チエ URL 2008/05/24(Sat)23:49:56 編集
>フォレンツェさん♪
額縁はキャンパスを守る役目もありますね!
日本でも作品を守るために表装して箱に入れて保管するそうです。
しかし、時代が経って虫食いで穴があいたり表装の生地が劣化したりするので、京都の表具屋さんは桃山時代や江戸時代の布を集めておくそうです。

作品を次の時代に伝えるためは、地道な努力もひつようですね(^o^)b


私も絵心はありませんが(笑)いいものを見て感動する心はあると思います(笑)!!
フォレさんは将来どんな絵を選ばれるのでしょうか~??
私は明るい絵がスキです(^o^)
ゴッホのひまわりとか、お花の絵がスキかな~~♪
チエ URL 2008/05/24(Sat)23:43:29 編集
>まめチャン♪
そうそう!!
ステンドグラスはキリストの生涯だったり、マリア様だったりが描かれてるんだよねーーー♪
ゴージャスで超有名な教会もいいけど、フィレンツェの丘の上のちっちゃな教会が良かったな~~♪
ミケランジェロ広場の帰りにたまたま入った教会だったんだけど、家族で来てる人とかね、日常生活の中に自然にある感じがしたよ!!
チエ URL 2008/05/24(Sat)22:32:08 編集
無題
日本でも、伊勢の匠たちは、立派な役割を果たしてますよ^^
式年遷宮では、たくさんの行事が行われ、多くの伝統工芸品が供されます。巧たちは、後継者不足の今日でも、20年に一度の遷宮の為に、技を磨き伝統を絶やさない努力をしているのです。
外宮には山田工作所、内宮では宇治工作所という自前の建築工房があり、20年に一度、伊勢神宮所轄125社のうち2正宮と14別宮のすべての本殿と宇治橋と4つの大鳥居を建替えています。
4年前、山口祭で始まった式年遷宮の行事は平成25年の10月の遷御をクライマックスに9年もの月日をかけて行われ、最後の御神楽が終わると同時に、また次の遷宮に向けての準備が始まるのです。
1300年これを続けてこられた伊勢の人の気概と誇りは、そう簡単に消せはしませんよ^^

そうそう、そういえば先日、出雲大社でも、御霊移し(だったかな?)がありましたよ。
yamato 2008/05/23(Fri)01:28:13 編集
無題
「宗教が文化を育み、職人を育てていくのでしょう」
↑とても、本質を突いたいい言葉で感動しました。
時間の経過(歴史)は人間を進化させていくんでしょうね。
額縁というのは脇役ですが、それを作る職人の地道な進化がその時代時代で絵を引き立てるなんてすばらしい文化ですね。
ヨーロッパは歴史があるからでしょうが、こういう文化と芸術と宗教が一体になってるという事にとっても魅力を感じました。

あと、絵心はありませんし、高価な絵は買えませんが、将来、家に絵を飾りたいと思いました。
すばらしい記事をありがとうございました。


フォレンツェ 2008/05/22(Thu)11:05:42 編集
(*´・д)(д・`*)ネー
そうだね、何かきっかけがあるんだろうね!

絵もそうだけど、教会のステンドグラスにはキリスト教にまつわる物語が描かれてるモノが多いって聞いたな。
どんな小さな教会であっても、ステンドガラスに物語が描かれてて。。。深いって思ったな。。。
(*´∀`*)タハー なるほど!日本にくる絵画展とかに行っても額を見ることできるね!!
美術館に行きたくなったよ!!!
まめ 2008/05/20(Tue)22:44:36 編集
>マメちゃん♪
文化が発展するには何かきっかけがあるんだよね!
イタリアってホントすごいキレイな街で、あっち見てもこっち見ても美術品だらけでキャーキャー(≧∀≦)言ってたよ(笑)!!
宗教画ってね、私も今まで意識して見たことが無かったんだけど、教会で真ん中が抉り取られてる絵があったの@@
びっくりしちゃってさーー!!
何か宗教的な歴史があるんだろうな~って思ったよ!!

日曜日にギリギリ間に合った東京の《ウルビーノのビーナス展》ではね、やっぱり額が素晴らしくって「ほへーー(´∀`)」ってなってたよ(笑)
宗教画をより美しく、素晴らしいものに見せるために職人が腕を磨いていったんだね!
日本の職人サンももっと注目されて、後継者が増えたらいいよね(^o^)v
chie URL 2008/05/20(Tue)16:50:41 編集
無題
信仰があって、芸術が生まれて、文化が育ち、そして職人が腕を磨いていく。。

ホント、一連のつながりがソコにはあるんだね。
そう思うと切っても切り離せないね宗教ってのは!
ルネッサンス文化の名脇役!の額縁か!!
なんだかイタリアに行ったら、今度は額縁もシッカリ見てみたいな・・・

ホント、日本の文化や宗教もちゃんと大切にしていきたいね!!
まめ 2008/05/20(Tue)16:21:42 編集
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