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今回のいい寺は・・・
変わりゆく時代のなかで寺を守る姿についてです♪


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南信州は、木曽川が流れる木曽谷と天竜川が流れる伊那谷に
分かれます
木曽源氏・木曽義仲の里として有名ですね
江戸時代には、尾張藩に組入れられて林業(木曽ヒノキ)が
盛んになりました。

伊那谷三州街道と呼ばれて三河と信州を結び、
中山道の脇路として栄えました。
今は恵那山トンネルで結ばれてJR中央線は木曽谷を通り
高速・中央道は伊那谷を通っています



DSC_0335.jpg

三州街道は別名・塩の道と呼ばれ、吉良碧南で取れた
三河湾の塩を馬に載せて信州・塩尻に運ぶ道でした
1日千頭もの馬が行き交って、飯田は信州の小京都と
言われるほど賑わったそうです。
その関係でしょうか、伊那路に立派な造りの寺院が多い
ですね。


DSC_0208.JPG

街道の面影を残す松とペンキがはげた天竜川の鉄橋が
時の移り変わりを物語っているみたいです。



DSC_0219.JPG

時代が変わって、道路が整備されて輸送手段の中心は
トラックとなり、観光客も南信州から奥志賀まで楽に足を
運べるようになりました
飯田の街は、天竜ライン下りで観光客を呼んでいましたが、
他の地方に客足が遠のいてしまったみたいですね。
もう一度、活気を取り戻すために頑張ってください


ad2646e6.jpg

寺の維持も大変ですね。
時が経つなかで、「どのように残していくか」が考え所だそうです。
新築も見栄えは良いですが、歴史がそこで切れてしまうようで
寂しい気がします
傾いても古い建物が残っていると頑張って!と応援したくなりますね。

千利休のように朽ちていく姿をいかに楽しむか・・・
しかし、外から見ても思う事と、中で住む人の現実は違うので
しょうね。



DSC_0260.jpg

修理したお堂です
瓦の葺き替えに合わせて、破風板と濡れ縁が新しくなっていました
破風と濡れ縁は風雨に曝される所ですから、車のタイヤやオイルを
替えるのと同様に役目を終えたら新しくするのですね


DSC_0272.jpg

全部を変えずに、破風板に付いた下桁(げぎょう)は残され使って
ありました。

古いままか、新品にするか・・・

みなさんならどうしますか?
和尚さんは、遺せるものは大事に使おうという考え方なのでしょうね。

※下桁の元の字は懸魚で、中国で昔は本当に破風板に魚を
  かけました。
  魚は水に棲むので防火のお呪いとしたそうです



DSC_0283.jpg

本堂に古い経典が置いてありました。
赤盆に載せて、行事で読む経典でしょうか、カバーの柄が
古そうですね。



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欄間には、板を切り抜いた布袋さんの絵が飾ってありました。
所々に節がありますが、時が経てば気にならなくなりますね。
無節の木材より節があったほうが丈夫だそうです



DSC_0387.jpg

東照寺の本尊は、東方薬師瑠璃光如来です。
秘仏で厨子に祀られています
厨子の両側には、十二神将が武器を持って本尊を守っています。
何故、薬師如来の周りには十二神将がいるのでしょうね。


DSC_0412.JPG

閻魔大王のような姿の十二神将もみえました。
彩色が煤けて古い仏さんのようですね



DSC_0407.JPG

実は、この十二神将は修理したばかりだそうです
全くそのように見えませんね
時を経て朽ちてゆく仏様を、姿を変えずに残してゆく
古色仕上げという方法で修理をしたそうです



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この達磨さんは、修理したことが一目瞭然ですね
古色仕上げは、このように綺麗に色づけをしてから古く見えるように
汚すそうです。


DSC_0420.jpg

和尚さんは、色々考えて修理してから先住和尚さんの法事を
行いました。
なるべく変わらないように、遺すように・・・
代々の和尚さんに法事で伝えるのでしょうね。



DSC_0431.jpg

たくさんの和尚さんがお経を読みながら歩いていました。
昔と変わらない、同じ道を歩むという意味でしょうか

先祖のお参りに、何も変わらない境内に入ると安心したり
自分の過去を思い出すこともあります。
それはなんとなく《ふるさと》にも当てはまる良さですね。



DSC_0366.JPG

菩薩さんが何か考えているようですね。
ゆっくり行こうかな」と

傷んだ瓦に朽ちかけた塀
歴史を感じるには、やっぱり新しいより古いほうが良いですね。



次は、歴史を感じる大徳寺に戻ります

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Comment
>まめちゃん♪
モノは必ず古くなるし、傷んだりするよね!!
新しくしてしまったらそれまで重ねてきた歴史を見る事ができなくて寂しい気がするな。。。
でもこうやって、古い感じを演出できるのってなんかいいよね!
この前訪れた九州の苔が盛りだくさんの石段ね、すっごく神秘的だったよん♪

私も実家近くのお寺の境内(保育園)で遊んだ思い出があって、お盆にお墓参りに行くとすっごく懐かしい感じがするんだ♪
ちっちゃい頃の思い出って結構鮮明に残っていたりするから不思議だよね!!
話それちゃった(´^ิ ౪ ^ิ)モフ♡ 
チエ URL 2008/06/20(Fri)17:48:05 編集
難しいね
確かに、お寺の維持って難しい問題だよね。
新しくしてしまっては、歴史的なものを感じるのが難しい、だけど壊れてしまっては困る。暮らしていれば尚の事そうだよね。
見るほうからすれば、どうにか昔からある状態で維持して残っていけば。。なんて思っちゃうけどね。朽ちて苔がはってるような瓦や塀・石とな歴史を感じるもんね。。。
確かに、お墓参りがホッと出来るのは、変らぬ境内に故郷をダブらせて感じているのかもしれませんね??
まめ 2008/06/18(Wed)23:27:58 編集
>向日葵サン♪
信州はいいところですよね!
先日大垣を記事にしましたが、美濃とかも散策してみたいと思っています★
日本はホント資源が無い国ですよね(><)
先日会社で、失敗した印刷物や、裏紙にまわされている紙の多さに驚いてしました。。。
紙くずも商売になった時代があったんですね@@
ムダを省いたシンプルな生活・・・できるかしら><
チエ URL 2008/06/17(Tue)15:21:50 編集
>フォレカントリーさん
私も新しいものを古く見せる技法を初めて知りました!!
ものは必ず傷んだり、故障したり、汚れたりするのですが、私は朽ちた中にある美しさってスキですよ(^o^)
レザーも味わいが出たぐらいのものがスキです♪
物でも、建物でも、年月を経てこんな色になったんだ~!!なんてそんな事を考えながら見るのも楽しいですよね♪♪

フォレ様の《ふるさと》は最近〒CMで流れていますね!!
涙そうそうが町の雰囲気にとっても似合ってます♪
ふるさとっていつまでも残っていてほしいですよね(^o^)v
チエ URL 2008/06/17(Tue)15:16:32 編集
無題
信州の町は華やかさは有りませんでしたが質実剛健の落ち着いた雰囲気がありましたね
使えるものは使う!日本の良い伝統と思います
今江戸時代の江戸の町が見直されていますが紙くずも買いに来る商売が存在したぐらい塵一つなく清潔な100万都市だったそう!あらら・・また脱線しちゃった (^o^)
またゆっくり訪ねたい思いは同じです
学生時代、米国人教師が日本の古い物を嬉しそうに飾っていたのを思い出しました
200年の歴史と2000年の歴史の違いでしょうね
資源の無い日本!古い物を大事にしていきたいです
ありがとう!今日も素敵な「いい寺」でした

向日葵 2008/06/14(Sat)23:34:51 編集
無題
歴史的な建造物は、歴史があるからこその悩みの種が「古くなったものをどうするか」「どう残し、どう生かしていくか」なんでしょうね・・

記事中にありましたが、現在は技術の進歩によって、古いものを新しくしても古いままに見せられる事が出来るんですね!!
すごいですね。

住むものをはじめとして多くの物は新しいものは無条件に良い様な気もしますが、古いものにしかない良さは絶対ありますよね。
特に私は、その古き物に込められた「想い」、「思い出」、「歴史そのもの」、「受け継いできた物ならその重み」、「精神」・・・
むしろ、そういった古いものの中にある「見えないもの」こそ残し・留め・大切にしていかなきゃいけないものではないかと感じました。
物は新しくするしかない事もあるでしょうが、見えないものの大事な部分は残していき、受け継いでいく事の方が重要だと思います。

タイヤやオイルは古くなったら交換が必要ですし、人間の体も古くなったら修理や交換が必要かもしれません。
しかし、その人が生きてきた中で紡いできた価値やスピリッツや思いなど、身近な人や家族が残して受け継いでいく・・建造物に限らずそういう事が大事ではないかと思いました。

ホッと安心できる「ふるさと」のようなモノ(場所・物・人)との出会いっていいですね!嬉しくなります。
フォレカントリー 2008/06/13(Fri)13:22:03 編集
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