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皆様のご無事、一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
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今回のいい寺は・・・
臼杵の武家屋敷です。


DSC_0536.JPG

市内の中心部には稲葉家の下屋敷があります


稲葉氏は関ヶ原の合戦で西軍から東軍に変わって手柄を
あげ、郡上八幡から臼杵に国替えとなりました。
手柄のご褒美としての国替えでしたが、江戸時代には
鎖国で南蛮貿易が途絶え、臼杵藩は財政的に恵まれて
いなかったそうです。


明治になると、当主は版籍奉還をいち早く行い、藩知事となり
廃藩置県で藩は臼杵県となるなど政府の方針に素早く従いました。
その後、稲葉家は華族となって東京へ居所を移しました。
稲葉家には戦国時代や明治時代と、時代の変わる時に先を
見る目がありましたね

先を見る目」というのはグローバル化した今の社会にもあてはまり
ますね。

ある会社のHPに・・・
機を見て、勝負するときは思い切って勝負する。
 その時大切なのは時代や経済を的確に見抜く判断力と
 先を見る目である。

と書いてありました。


この変化の激しい現代においては、先を読んで時代を読み
身を処していくという生き方はとても必要なことだと思います。

しかし、大阪の陣に参戦した真田幸村のように不条理なことに
一矢報い立ち向かっていく
生き方もとても《美しい生き方》だと
思います







DSC_0539.JPG

東京に移った稲葉氏が臼杵に訪れた時の住まいとして
地元の有志によってこの屋敷が建てられました。
臼杵を去っても、お殿様は人望を集めていたのですね



DSC_0571.JPG

庭のアジサイが綺麗に咲いていました。
ひとつひとつの花がグリーンに映えますね。




DSC_0597.JPG

屋敷の庭は、樹木と芝の緑が眩しかったです
昔から殿様が何時お越しになっても良いように、庭の手入れが
行き届いていたのでしょう
今でも常に庭師が入っているようですね。



DSC_0596.JPG

屋敷の広間です。
この大書院の部屋から臼杵城を眺めたのでしょうか
殿様が里帰りの折に城が眺められるようにと、この場所に
屋敷を建てたのでしょうね



DSC_0589.JPG

屋敷の内部には、武具やお姫様の豪華な駕籠など
稲葉家伝来の品々が展示してありました。



af706672.jpg

臼杵藩稲葉氏の家系図が置いてありました。
関ヶ原の合戦で手柄をあげた藩祖・稲葉貞通父・稲葉一鉄
美濃国・斉藤氏、織田信長、豊臣秀吉に仕えて名を馳せました。

稲葉一鉄は、文武両道に優れていましたが頑固な一面が
ありました。
織田信長の家臣でありながら意見が合わない時は信長の
言うことさえ聞き入れなかったそうです
そこで、名前の「一鉄」にかけて《頑固一徹》の言葉が生まれました。

美濃で活躍した稲葉一鉄と臼杵の町で新しい稲葉家を築いた
稲葉貞通・・・
同じ生き方はしなかったようです。


DSC_0545.JPG

それぞれの環境に合った生き方をする事が大事ですね!
自然に背く樹木は枯れてしまいます

稲葉一鉄、稲葉貞通親子を樹木に譬えてみました。

稲葉一鉄の生き方は、自然に生えた樹木・・・
地中深くに直根が伸びて風雨に曝されても、日照りが続いても
平気なように、何事にも動じないものだったのでしょう。

息子・稲葉貞通は、美濃から臼杵へと環境の違う土地に移りました。
それは植木に似ています。
直根を切って移植すると細根を四方八方に伸ばして、万遍なく
養分を吸収する・・・そのように細心の注意を払って、万遍なく
気配りし新しい土地に馴染んでいったのでしょう。

そして植木の添え木と同じように、先遣隊の七人衆が臼杵藩を
支える役目をしたのでしょうね。



DSC_0548.JPG

五代将軍・徳川綱吉黒印状も展示してありました。
稲葉一鉄の姪には、三代将軍・徳川家光乳母・春日局
いました。
一時期、春日局は臼杵に身を寄せていたこともあります。


DSC_0598.JPG

春日局は夫と離別したのちに血縁の稲葉氏を頼り、一時は
二王座(市内の武家屋敷街)で暮らしていました。
後に春日局は三代将軍・徳川家光の乳母になりましたから、
臼杵藩にとって大きな後ろ盾になったでしょうね。

先が見えない人生や、環境の変化で迷った時の一筋の灯り
この灯りに「救われた」と思うことがありますよね。

それは、言葉であったり、さしのべられる手であったり


60674ebc.JPG

稲葉家下屋敷の隣に移築した上級藩士平井家の武家屋敷
あります。
江戸中期の藩士の生活が見えます


DSC_0553.JPG

朝の柔らかい光の中、向こうの方に見えるがとても
爽やかな印象でした


DSC_0560.JPG

映画「武士の一分」を思い出しました
つましくも懸命に、身の丈に合った日々を生きる主人公。
木村拓哉演じる下級武士と彼を支える妻の情愛



DSC_0557.JPG

日々の暮らしに根ざしたささやかでかけがえのない夫婦の幸せが
お互いを思いやる言葉手料理などに詰まっている気がしました。

武家屋敷のたたずまいは、決して派手さのない質実剛健と
いった雰囲気でした。
これは今でも臼杵の気風となっていて、質素、倹約、勉励が
臼杵の精神とされています。
そして稲葉一鉄の影響か、頑固者多いそうです。



DSC_0591.JPG

いつでも殿様のお越しを待っているかのように、稲葉家下屋敷の
玄関は幕が引かれ、掃き清められていました

次は、春日局も住んだ二王座界隈です。



※徳川家康と真田幸村についてはコチラ↓
  e-tera.net/Entry/124/

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Comment
>まめチャン②!
そそ!
すぐに暴言(笑)をね(´^ิ ౪ ^ิ)モフ♡ 
「そんなつもり全く無いのになんで?どうして?」って思ってしまうけどさ、相手にとってみれば「ショッキングー」なわけだしね。
相手の気持ちになって考えるってホント難しいよね><
寺と関係ないコメも問題ないさっ(´^ิ ౪ ^ิ)モフ♡ 
チエ URL 2008/07/09(Wed)11:02:14 編集
無題
そうなんだよね。。。

言葉って難しい。人を救う事もあれば、思いもよらず傷つけてしまってたり。。。
でもね、この世で言葉を話す動物は人間だけ(近年、イルカとかも言葉を話してるって言われてるから厳密に言うと違うのかもしれないけど)
だから。。コミュニケーションを躓きながらで取るって大切で、傷つけたり・傷つけられたりしながら人は学んでいくんだと思うし、だから傷ついたからおしまい!では悲しいよね。
そこを修復していくプロセスや相手の感情を考える事が実は幸せだったり。。って最近思うんだけど。。。なかなかね。。。
傷つけられた人はそう思えないってのが現実だったり。。。するよね、、
でも、前に進むしかないのよね(´∀`)タハー

寺と全然関係ないね(爆) ゴメンよ!!
まめ 2008/07/09(Wed)10:46:02 編集
>まめちゃん♪
言葉って大切だよね~~!!
でもさ、私は何気なく言った言葉で相手を傷つけてしまったりってよくある。。。><
同じ言葉でも、メールや電話や顔見て話すのってどれもニュアンスが違うもんね@@
チエ URL 2008/07/09(Wed)10:16:42 編集
>向日葵サン♪
主が何時戻ってもいいように掃き清めて待つ・・・なんかその時代にタイムスリップしたような空間でしたよ!
アジサイがとてもキレイに咲いていました(≧з≦)
実は、この武家屋敷に入ろうかどうしようか迷ったところでした(笑)!!
廊下の灯りの雰囲気も、土間もとっても素敵な雰囲気でしたよ~!!
いつか行かれてください(^o^)
チエ URL 2008/07/09(Wed)10:14:01 編集
>フォレ葉一鉄さん♪
現代を生き抜くためには、先を見据えて新しいこと、人が気付いていないことにいち早く着目出来るように、アンテナを張っていないといけませんね!
しかし、《老舗》のように伝統と、こだわりを持ってそれを貫いていくというのもまた大切なことですよね!

《伝統を守る》ということの方が難しいように思いますけどね(^p^)

武士の一分観られました~??
私はキムタク主演というミーハー心から観ましたが(笑)内容がとても良くて感動しちゃいました(><)
人と人は思い遣りの心、そして温かい言葉で想いを伝えるという事が大事ですよね!
チエ URL 2008/07/09(Wed)10:08:20 編集
無題
お互いを思いやる言葉か。。。

最近、色んな事があり過ぎて言葉の重みを意識し過ぎて、言葉がかけれなくなってる自分がいるんだよね…
でも、きっと大切な事なんてそんなに沢山あるものじゃないし、ちゃんと大切な事を見据えて、支えられる自分でいたいな。。。
まめ 2008/06/30(Mon)15:21:26 編集
無題
改めて日本人の心の有りようっていいなと思いました
いつ戻っても良いように掃き清め、遠くで励む殿様の無事も祈られていたのでしょうね
「思いやる」心!
他人が見ていようがいまいが丁寧な思いやりが、平穏な日常の幸せが、そこ此処に流れる品の良い武家屋敷町に残っているようにおもいます
日本の良さを再認識し、ゆっくりとお互いを思い会った主従関係の町並みを歩いてみたくなりました。
ありがとう!
向日葵 2008/06/25(Wed)16:46:37 編集
無題
この変化の激しい現代においては、先を読んで時代を読み、身を処していくという生き方はとても必要なことだと思います。しかし、大阪の陣に参戦した真田幸村のように不条理なこ事に一矢報い立ち向かっていく生き方もとても《美しい生き方》だと思います。

↑の記事・・・相変わらずステキなとらえ方をしてますね!!素晴らしい史観だと思います。
先を見て上手に変化するような事も大事ですが、信念を持って利害抜きに生きる生き方は大事とか必要とかでなく、ホントに美しい生き方だと思います。

変化するのが家風みたいに言われる、もっと有名な例が藤堂高虎の藤堂家ですが、あまり美しい家風とは言われませんよね。
そこを、差し障りの無いように、とっても上手に記事にしちゃってますね。
ポチです^^

平井家、武家屋敷の写真は確かに慎ましやかな中でのお互いを思いやる温かい言葉や生活を髣髴とさせる写真ですね!
「武士の一分」、確かに私もそんな印象を強くしました。
どんな時代でもどんな人間関係でも、人間と人間がお互いを思いやり、温かい言葉などを積み上げていく事が、良き関係の為には必要不可欠なんでしょうね。

最近、示唆に富んだ記事を書いてますね!!
開眼!?(笑)
それとも、成仏!?(爆)
どっちでもいいですが、頑張ってください。
フォレ葉一鉄 2008/06/23(Mon)16:34:25 編集
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