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今回のいい寺は・・・
浄瑠璃寺を散策します♪

当尾の里にある浄瑠璃寺は、のどかな田舎の寺
という感じがします



DSC_0448.jpg

参道の入口にあるこのお店は八百屋さんでしょうか!
観光地のお店のような賑やかさはなく、山あいの
直売所のような雰囲気です



DSC_0450.jpg

吉野葛に葛きり、柿羊羹、わらび餅粉・・・
奈良の名産がたくさん売られていました



DSC_0455.jpg

参道の食事処の土塀です。
昔は、土塀を造るのに2年ほどかかったそうです
藁と土を混ぜて発酵させて粘りが出てから使うので
ハンマーで叩かないと崩れない程丈夫だそうです
時間をかけて土を作ることから始める・・・
今ではそのように時間をかけて作ることが少なくなって
いるようです。

丹精を込めて作ったものは崩れにくい・・・
何でも簡単に出来るものの便利さに私達は恩恵を受けて
いますが、こうして手間隙をかけて作ったものが崩れにくい
ものである事を、今回土塀について調べる中であらためて
知ることができました。
土塀が2年もかけて作られていて、それが非常に崩れにくい
ものであるという事にとても驚きました

これは、単にものだけではなく、お客様への思いを、紡ぐように
手間隙かけてサービスを提供しているお店などにも共通して
言える事で、人の心に残る、人の心を打つものは、そうした
手間暇》をかける中にあるのでしょうね!

なんでも、「簡単に出来る事が良い」という現代に生きている
私達に、ハっと気付かせてくれた《古きよき物》でした。





DSC_0459.jpg

参道を歩くと山門が見えてきました
参道も山門も観光寺院とは少し違う雰囲気です。
緑の眩しい、のどかな山寺
浄瑠璃寺の境内に入っていきます


DSC_0462.jpg

山門の両側にはお地蔵様がいました。
赤いおべべには経が書かれています。
を込めて作ったのでしょうね
竹の花筒に野花を活けてありました



DSC_0464.jpg

境内に入ってまず目に飛び込んでくるのがです。
浄瑠璃寺は境内の中心に伽藍が配置されていないようです
この境内の中心となっています。
入口から境内へ入ったとき、何か他のお寺と違うような
気がしました。



1f75532a.jpg

池の周りを時計回りに歩んでまずお薬師さんにお参りを
します
対岸の阿弥陀堂を眺めながら三重塔に向かいました

対岸から眺める風景は池と阿弥陀堂と樹木、ただそれだけですが、
昔から変わらずに皆さんが見てきた風景でしょう。





e1316efb.jpg

阿弥陀堂とは対照的に鮮やかな朱色の三重塔です。
東方瑠璃光薬師如来が祀られています。
この朱色が東から昇る太陽の輝きを表しているのでしょうか。
薬師如来の放つ瑠璃光は、如来が太陽に照らされて光る
輝きなのでしょう
地球が太陽に照らされて瑠璃色に輝くように



DSC_0474.jpg

浄瑠璃は東方薬師如来の浄土を表します。
このお寺の本尊は元々阿弥陀如来ではなく薬師如来でした。
創建当時から薬師如来は、小さな庵に祀られていたそうです
その後、平安時代に移築した三重塔に移して現在に
至っています。

本尊を小さな三重塔に祀り、境内を広く使う・・・
仏の世界全体をこの境内で表そうとしたのでしょうか。





DSC_0492.jpg

手前の灯篭の中から池の向こうを覗いてみると
池の真ん中に置かれた対岸の灯篭阿弥陀堂
の中心がほぼ一直線に並びますね。

池の両岸に同じ灯篭が建っています。
それぞれが対岸からの目印になっているようですね
この池は、この世(三重塔側)からあの世(阿弥陀堂)へ
渡る《三途の川》を表しています。
この世とあの世にある灯篭は、渡るときの目印か、渡った
後の足元を照らす灯りでしょうか。



0b051438.jpg

中之島に祀られた社にお参りするための橋が架かって
いました。
池に落ちてしまいそうな小さな石橋ですね!


DSC_0507.jpg

池の周りの参道には、いたるところに石仏が祀られて
いました。
お地蔵さんとお釈迦様のようです。

池泉回遊式庭園では、池の周りを歩きながら景色の
変化を楽しむことが出来ます
そして参道の傍らに祀られた仏様に手を合わせると
智恵をいただけそうな気がしますね



DSC_0518.jpg

対岸の阿弥陀堂から見た三重塔です。
近くより対岸から見た方が、視界が開けて朱色の三重塔と
緑が調和して良い眺めです
自分自身(こちら岸)は見えなくても、相手(対岸)は良く見える
のと一緒ですね。
あの世の先祖も私達の事をしっかりと見ているかもしれませんね。

私達人間も『自分から見た自分』は良く見えているように
思っていても、実は『他人から見た自分』の方が良くも
悪くも、客観的に(正確に)見えているという事はあります。

自分はそんなつもりはなくても、他人からはそう映っている…
案外《客観的に見た自分》の方が正確な姿かもしれませんね
時々に他人からどう映っているのかを自省する事は必要
な事かもしれませんね!




100-2.jpg

この池は阿字の形をすることから、阿字池ともいいます。
阿字は、大日如来を表します。
大日如来は宇宙の中心にみえる根本佛です。
その大日如来と向き合う阿字観(あじかん)は、自分自身を
振り返り
ながら自分の本来の心をさらけ出して、清らかで
穢れの無い心を感じていく瞑想法です。
※中之島で阿字の真ん中を表していますね。


DSC_0513.jpg


阿字池を眺めれば、自然に真言宗の瞑想法・阿字観(あじかん)
を行うことになるそうです。
この池に余分な物を捨てて本来の自分自身の姿を映しだす
のでしょうか。

阿字池が境内の中心にあるのは、真言宗の本尊・大日如来の
存在をこの池で感じる為でしょうね。
そして、池の周りを巡りながら自然と一体となり、
自然の智恵を頂けたら良いですね!


次は、彼岸の本尊・九体阿弥陀堂に入ってみます




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Comment
>フォレヘイさん♪
《紡ぐ》っていいことばですよね~
私も好きな言葉です★
人と人ですからね!
相手の事を考えられてこそ人の上に立てたり、人をまとめることが出来るのですよね!
仕事でも相手の求めていること、相手がしてもらいたいと思っていることを感じ取れるようになれば何事もうまくいくのではないでしょうかね(*^o*)v
チエ URL 2008/07/28(Mon)14:12:30 編集
無題
土塀の話はグッときましたね。
当たり前の事かもしれませんが、手間ひまをかけたインスタントではないもの(簡単ではないもの)の方がいろんな部分で価値は高いように思います。

「紡ぐ」という言葉が私は好きで、何をするにしても相手の事などを考えて考えて考え抜いて見出していく。そんな、紡いでいくような努力が人に伝わるものだと信じています。
ビジネスもそういう思いに立った努力こそが人に価値あるものとして受け入れられ、成功するパターンだと思います。

最近チエさんの書く記事は、含蓄があるっていうか、示唆に富んでますね!!
フォレ・ヘイ!ヘイ!ヘイ! 2008/07/19(Sat)10:57:47 編集
>まめチャン♪
人間も時間をかけて作っていく関係って硬いものになる…
まめちゃんっ!!
深いねーーーーー(´^ิ ౪ ^ิ)モフッ♡
ポチ返しッ!!!!(´^ิ ౪ ^ิ)ノ凸

毎日急ぎ足で過ごしていると周りが見えなくなっていたり、大事なことを忘れてしまったりするよね!
他人からどう見られているのか。。。それも大事だけど、こうゆうことしたら、言ったら「相手はどうとらえるかな」って一呼吸置いて行動、発言する事が出来る様になりたい!
チエ URL 2008/07/09(Wed)16:16:17 編集
>なおサン♪
ここは京都と奈良の境目ですよん★
しかも私は《奈良》だと思っていましたら、住所を知ってビックリしました(笑)
なおさんも「今月中に」行けますかなーー??
山の中の自然がいっぱいのお寺疲れたOLは癒されてしまいましたよ~~~♪
チエ URL 2008/07/09(Wed)16:11:45 編集
無題
時間をかけて土を作ることから始める・・・
↑人間関係と似てるね!!時間をかけて作っていく関係って硬いものになるよね!!
最近思う、ホント現代人は結論を急ぎすぎて、ソコまでのプロセスを省こうとする。面倒臭いと言って。。。プロセスの方が大事だったりするのにね。。。手間暇・努力を何事も惜しまずしないといけないね!!

山寺。。。ホント緑が眩しいね!森林浴しながら寺を巡る、、、素敵だな。
ホント昔の人は色んな事考えて作ってるんだね!池の一直線にならんだ石と灯篭とか。。感動しちゃった。

時々に他人からどう映っているのかを自省する事。。。 (〃´o`)=3 フゥほんと必要だよね。その現実に突き当たってるσ(・д・*)私でした ( ▽|||)サー
まめ 2008/07/09(Wed)10:31:51 編集
素朴なお寺ですね
京都のお寺というと、時の権力者と結びついた豪華な伽藍を持つ大きなお寺を想像してしまいますが、(実際には小さな質素なお寺もたくさんありますが)何となくすべてがひっそりと、一つ一つが周りととけ込んでますね〜。あるべくしてそこにあるといった感じですね。いいな〜。行ってみたいな〜。
なお 2008/07/07(Mon)19:34:22 編集
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