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今回のいい寺は・・・
フィレンツェの家具修理職人です♪


d8ac4d0b.jpg

フィレンツェ旧市街の下町の朝は職人の奏でる
様々な音とともに始まります

朝を告げる教会の鐘の音にまじって聞こえて
くるのは、工房のシャッターをがらがらと開ける音

フィレンツェを歩いていてよく目につくのが小さな
家具修理工房です


イタリアの家具というとモダンなものを思い浮かべ
ますが、フィレンツェを歩いていてよく見かけたのは
骨董家具のようなものや、昔の家具を修理して売る
ところでした。



250fb1c3.jpg

イタリア人はファッション、車、家具などのモダン
デザインで、世界の流行をリードしているように見えて、
その反面日常生活では古い物をとても大切にする
ですね



a0a47e01.jpg

フィレンツェで職人の密集しているサント・スピリト通り
にある職人街で見つけたマリーノさんの工房
覗いてみました


17dd78f5.jpg

小さなお店と小さな工房でした。

イタリアでは18世紀の産業革命によって手工業による
工房は衰退しました
さらに1966年のアルノ川の大洪水によって転業・廃業
する工房も多かったそうです

マエストロと呼ばれる親方の下に10名ほどいた
弟子達も大工場の労働力として吸収され、
マリーノさんの工房でもいつのまにか家族だけが
働く工房になってしまったそうです。

発展に限りのある工房に来る若者が少なくなって
しまったのですね・・・


e7074d7c.jpg

マリーノさんのお孫さんが
「一般的な家具の生産から、多くの人手を必要と
しない家具の修復に仕事の中心を変えてきたんだ。
普通の家具は近代的な大工場で大量生産されて
いるしね。」とおっしゃっていました。

マリーノさんの工房には様々な年代の色々な家具が
修理・再生のために持ち込まれます
工房の中を見せてくれました♪



4188d7f3.jpg

ニスがはげ落ちた傷だらけのタンスから、虫食いだらけ
のイス、脚が無くて満足に立たないような
「よくも今まで捨てずに保存していた」と思われる
テーブルまで・・・



a88143ab.jpg

そんな家具を元の姿に直すためには、それがどの年代で
その年代で好まれたニスの色合いや、脚の形、引出や
飾りの付け具合、使われる木の種類など、それぞれの
家具ごとに正確に知っておかなければならないそうです



c4fa54d9.jpg

そしてただ新品同様にピカピカにするのではなく、
それらが作られた時代の姿で、歴史を感じさせ
ながらキレイになった
」という具合に仕上げなければ
ならないので大変な作業ですよね

塗ってあるニスを丁寧にはがすことから始め、欠けたり
折れたりしている箇所は何とかして元通りに・・・

寄木細工だったりしたらもう大変な作業ですね。

そしてまたニスを塗り家具の古さに応じた風格
感じさせていかなければなりません。



0d15f419.jpg

少しずつ、少しずつ、昔の職人が一生懸命作った
であろう家具は蘇り、また新しい家族とともに
その家の歴史を作っていくことになるのですね

再び何百年かの寿命をもらい活躍するのです



606758a6.jpg

マリーノさんの息子さんもお孫さんも迷わず
跡を継ぐことにしたそうです。

「私たちはすぐ身近にお祖父さんや父親などが
いて仕事を教えてくれたから幸運だったよ。」と。

イタリアには日本では考えられないような強さの
家族主義が残っているようです

そして家族の絆は、押し寄せる近代化の波からも
フィレンツェの工房を守る、強力な後ろ盾の一つに
なっているのですね



f9fdbc2b.jpg

外出さんの
「大量生産ではなく、出来る限り心を込めて納得の
いくものをつくり出している」というフレーズ。

職人さんの命が吹き込まれたものって輝いて
見えますよね

一ゲンさんの
「丁寧に作ったものは大事に使いたくなるね」

ものがあふれていて、又、安く手に入るので
ついつい「大事にする心」を忘れがちになりますね



0ca4e51f.jpg

イタリアの家庭のように、私たちも代々使ってきた
古い家具などを修理しながら大事に使うという
エコな生活をしてみてもいいかもしれませんね

地球に優しくしたい・・・よね!




家族の愛でブランドを守ったGUCCI
フィレンツェが発祥です

グッチ家「家族の支え」はコチラ↓
e-tera.net/Entry/117/

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Comment
松っちゃん奥様♪
フィレンツェはめちゃくちゃキレイですよ~~
何を見ても感動です人^^

是非是非是非是非行ってください!!
松っちゃんと♡

建築好きですか~^^
私もです♪
屋根の木組みとか面白いですよね^^
建築オタクではありませんが、なんとなく面白い!
よく考えてるな~@@みたいな^m^
そんな感じで眺めてます(笑)
チエ URL 2009/04/24(Fri)00:30:26 編集
一ゲンさん♪
車好きですか??
私はあまり詳しくはありませんが
イタリアはパトカーがBMだったりアルファロメオだったりしましたよ^m^
この自転車・・・絵になりますよね♪
チエ URL 2009/04/24(Fri)00:27:14 編集
ゆうさん♪
奈良井宿^^
初めて聞きました^^v
マリア地蔵があったり、いろいろな宗派のお寺があるようですね!
それぞれ旅の無事を祈った場所でしょうか^^
奈良井は緑に囲まれた宿場町のようですね♪
深呼吸したらきもちよさそうです!!
チエ URL 2009/04/24(Fri)00:25:09 編集
外出さん♪
外出さんこんばんわっ^^b
時を経たものはそのように、その味をそのまま残してもらえるとうれしいですよね~!!
なんでも新品がいいわけじゃない。
時を刻んだものにはそれだけ深みがありますもんねっ^^v

修理するより新たに買ったほうが安かったりすると・・・考えてしまいますが@@汗
チエ URL 2009/04/23(Thu)23:53:09 編集
予想外bySoftBank さん
私のパワーの源は・・・

みなさんからの温かいコメントと読んでくださる人がいることかな^^b

じゃないと続けられませーーーーーん@@

いい寺はみなさんへのメッセージだけど、同時に自分へのメッセージでもあると思います(^3^)
チエ URL 2009/04/23(Thu)00:47:32 編集
なおさん♪
なおさん私もキンピカにはちょっとどうかなーと思うことがあります(笑)
年数がたったものを修復するときには、時を経た風に!
味わいはそのままに、が理想ですよね^^
チエ URL 2009/04/23(Thu)00:44:34 編集
shin1サン♪
大須をぶらぶらしたときに、仏壇街を見つけました。
職人さんから話をうかがう機会がありましたが、やっぱり安い中国製に押されてるって言ってたことを思い出しましたよ。

なんでも安く手に入る時代だから
モノを大切にする心を忘れてるかもしれませんね。
私も大切にしよっと!!
チエ URL 2009/04/23(Thu)00:42:38 編集
ひまわりサン♪
一生物の・・・大切すぎてなかなか使えません@@
将来子供に譲れたらいいな~なんて思います^^♪

職人気質なんでしょうね!
自分というものをしっかり持ってらっしゃるって感じでした^m^

ひまわりさんも宝物★譲り受けたんですね♡
チエ URL 2009/04/23(Thu)00:36:59 編集
フィレンツェ憧れの場所
chieさん、久々こちらに遊びにきました。
フィレンツェ、死ぬ前に一度行ってみたい。
イタリア、特にフィレンツェの建造物(屋根の色が理屈ぬきで好き)、すごく好きなんです!!!!!←好き度を!の数で表してみました(^_^;)
日本の寺社に行っても、仏像のお顔やら襞、五重塔の軒下の木の組み合わさり具合を、長い間まじまじと見ているので、私、すごく浮いてると思いますけど、見入っちゃうんですよね(笑)

お気楽2代目酒屋松っちゃんの妻 2009/04/22(Wed)11:16:02 編集
無題
またまた、紹介してもらって感謝です。
同じ自転車なのにイタリアの方が
カッコ良く見えますね!
さすが、スーパーカーの国
私は、トヨタMR-Sが好きです。
あ!車のブログじゃないですね(笑)
一ゲン 2009/04/21(Tue)22:51:28 編集
無題
木曾谷の上流へ行くと
漆器が地場産業の奈良井宿があります。
そこの歴史を伝える会館で
漆器の作業工程をみました。
修理をするときは、塗りあげた漆を
全て取って木地に戻してから
同じ工程を繰り返すそうです。
商売で考えたら買い替えてもらった方が
手間が掛からなくて良いでしょうね。
職人にとっては傷み具合や先陣の技を知る
良い機会になるそうです。
技を伝承していく上でも、修理を行いたいと
聞きました。
機会があったら木曾谷の奥まで行ってみて
下さい(^^)
ゆう 2009/04/21(Tue)11:58:18 編集
大切さが大切
日本の情緒溢れる所から海外の、ある意味似てるような所を感じますね。職人はだんだん減り今では物を直すことより新品を買ってしまうそんな時代になっていますね、その一方で古物に興味を持って大切にしてるのも現状ですね。確かに手直しは費用がかかりますからね、今は大量生産で安価なものが沢山の種類で手にはいるから・・・
私が知っている古いお寺さんですが、使ってある柱類が今ではなかなか手に入らない立派なものなのでその資材を利用しながら庫裡を立派になおしましたよ、妻籠での写真同様の釜も残してあり仕上がりは素晴らしいです、新築もいいかもしれないがやはり柱等の色艶でその時代を感じさせています。
いろんな職人さんがこれからも継承していってほしいですね
外出 2009/04/21(Tue)07:58:04 編集
本当の共感したい
記事を読んで感じるものは沢山あるけど、やっぱり現地を見て、人と触れ合わないと実感できない。

フィレンツェ行きたい、見たい・・

行動力は凄いね・そのエネルギーはどこから来るの?
予想外bySoftBank 2009/04/20(Mon)23:09:57 編集
あるがまま
この職人さんの古いものは古いがままに、修理するってすごいですね。ピカピカにするって簡単だけどね。
すごい職人気質を感じてしまった。
お寺でも再建された建造物がピカピカで周りと調和していないのってあるよね。
そこらへん考えて欲しいな。
綺麗なのが、美しいわけでは無いのにね。
創建時の美しさと、時が経った美しさってあると思います。それこそが日本の美だと思うのですが。
なお 2009/04/20(Mon)11:59:47 編集
フィレンツェの匠
何処の国にも職人(匠)はいるね。

家具が修理・再生のために持ち込まれるようですが、日本はどうだろう?

物を大切にする習慣が少なく(薄く)なった様に思うのは私だけだろうか?
shin1 2009/04/20(Mon)06:03:30 編集
職人文化
家具に限らず物を修理して大切に使うことが職人にずっと受け継がれている文化は素晴らしいですね

バック等でも何時でもメンテに来てください一生保障ですから・・・なんて聞いたことが

代々受け継がれその時々に手を入れて使われる家具、見てみたいです
家族の絆は映画「ゴット、ファザー」で
もう一度見直し、見習いたい文化の伝承が脈々と・・
私も祖母に桐の箪笥を、表面を削って奇麗にした物を譲り受けました=^_^=

ガンコそうな家具職人の親子が何か安心できますね

ひまわり 2009/04/20(Mon)02:14:25 編集
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いい町.netで人がつながっていったら嬉しいな!!


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