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今回のいい寺は・・・
《松林図》に支えられた辻口パティシエです♪



photo03.jpg

辻口パティシエがNHK日曜美術館で長谷川等伯の《松林図
について語っていました。

辻口さんは長谷川等伯と同じ石川県七尾の出身です。

初めて《松林図》に出会った時、能登の海岸の松林だと直感で
分かったそうです



a0cf0183.jpg

辻口さんは、七尾の和菓子店の三代目として生まれましたが、
18歳のときにお店が倒産してしまいました
その後、洋菓子店としてもう一度再建したいという強い信念で
都内のフランス菓子店やフランスのパティスリー・ベルタンで
修行を重ねたそうです。

そして世界大会で優勝する事が【夢を叶える道】だと確信し、
5度の世界大会に日本代表として挑戦しました



DSC_0695.JPG

「クープ・ド・モンド(ワールドカップ)」個人優勝を機に店を任される
話が舞い込んできました。
洋菓子店『モンサンクレール』開店へと順調に歩む事ができましたが、
お店の売上は思うようにはいかなかったそうです。

世界一の称号だけでは道は開けない事を知りました。


DSC_0477.jpg

長谷川等伯は世の中に自分の名を示すために大徳寺三玄院
門をくぐり、住職が留守中に襖絵を描くという行動に出て世間の
脚光を浴びました

辻口さんは洋菓子店『モンサンクレール』を世間に知ってもらうために
フジテレビの「料理の鉄人」で挑戦したそうです

パティシエとして初めて《鉄人》に勝利した事が話題となり、
お店を軌道に乗せることが出来ました



DSC_0690.JPG

そして自分の店を持ちたいというは現実となり、2年後に
モンサンクレール』のオーナーパティシエとなりました。

今では10のブランドを持つだけでなく、ケーキ作り教室を
開いたり社会活動にも取り組んでいますね

能登の震災時には自らたくさんのケーキを持参して被災者の
慰問に訪れました

辻口さんは、幼い頃からの自分を振り返りこう話していました。

「家を失い家族が無くなってしまい、子供の頃に色々なものを
 無くしたから、その悲しみを力に変えて進んできた。」



tohaku_pine00.jpg


長谷川等伯は祥雲寺の障壁画を完成させた直後に、
息子久蔵の死という絶望を味わいました。

その絶望の中で描いた作品が《松林図》です。

風雪に耐えながら立ち尽くす松と、霧の立ち込める余白。。。

華やかでない現実と【余白の美】・・・

それは辻口さんに安らぎと勇気を与えてくれるそうです。

余白をつくるのは難しいですよね。
色々描きたくなってしまいます・・・
それをあえて余白を作る事で、その余白の中で想像する事ができますね。

濃淡の使い方に迷いが無く、この余白が辻口さんの
心を映し出す鏡となっているそうです。




DSC_0691.JPG

自身の作品は形は無くなるが味が残る、心に残る。
 そこが松林屏風の余白に通じる
。』と話していました。

また祥雲寺の障壁画と《松林図》を描いた長谷川等伯と
自分の人生を重ね合わすそうです。

辻口さんが世界大会に挑戦した作品は飴細工の技法も
取り入れた祥雲寺の障壁画のような華やかなものでした


そして、長谷川等伯が華やかな絵の技法を捨てて、
水墨画《松林図》を描いたように【和の心を融合】させて
垣根を取り払った作品を目指しているそうです

辻口さんにとって《松林図》が心の支えであり
人生最大のライバルでもあるそうです。



DSC_0722.jpg

洋菓子『セラヴィ』です。

この真っ白な『セラヴィ』の表面には水滴のような飾りが
ついています。
私は茶道具の水指の蓋にかけた水を連想しました♪

辻口さんは、茶道の武者小路千家の若宗匠とも親交を深めて
いるそうです


次は、心を動かすお菓子の力です



長谷川等伯の華やかな障壁画についてはこちらを↓
e-tera.net/Entry/82/

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Comment
>yamatoサン♪
辻口サンも図鑑で松林図を見ていたそうです。
それで余白が強調されて見えたのでしょうね。
屏風を見るときは眺める位置によって全体の雰囲気が違って見えますよね。
先程印刷してジグザグに折って眺めてみました(^^)
ジグザグにして立てて、左右から見ると見えない部分や絵がくっついて見えたりしました。
図鑑では絵が平面になっているので立体的には見えませんね・・・
想像しながら見るというか、想像力を掻き立てられる絵はスキですよ!!
chie URL 2008/03/18(Tue)00:57:39 編集
無題
実際にこの大作をその目で見たら、余白はそれほど気にならないかもとも思います。
この絵の余白が気になってくるのは、画集などで、その全体像を見たときでしょうね。
そこから、この絵の意味を考えさせられることになるのでしょう。
大きすぎる余白は、見るものに様々な想像を与えます。あるものは等伯の心を追い、あるものは自分の心に対峙する。また、あるものは絵としての構成を模索し、自分ならどうするだろうと考える。
見るものそれぞれの見かたを許してしまう、許容範囲の広さがこの絵の特徴なのでしょうね。
なんて書いている私はといえば、まず、この絵を自らの目で見なければなんとも言えないと思っています(苦笑)
yamato 2008/03/17(Mon)00:14:58 編集
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